基礎情報科学

 チューリングマシンについて詳しく学びたいと思って履修登録しました。
 そしてこれが記念すべき大学院の科目である!
 なんかあまりにも簡単に入っちゃったけど、もはやマスターの称号よりも仏教ロボの発展のほうを優先したいのでこれで良いのである!

この科目の特徴

 FMラジオか、学習センターで貸し出しされているCDを聴いて覚える科目です。
 内容をまとめた教科書も届きます。
 似た科目に「計算論」がありますが、この基礎情報科学は計算論に比べ、「この技術はどのような分野で役に立っている」等の説明では優れていますが、個々の技術の説明は非常に分かりにくいという弱点も持ち合わせています。

攻略のポイント

 ラジオで無理をして聞かなくても、学習センターで録音したCD-Rを一週間貸し出してくれます。
 教科書にも同じ内容が載っており図表もありますが、…えーと、自分の基礎知識が足りないだけかもしれませんが、正直な話、あんまり説明は上手じゃないです。
 どれくらい上手じゃないかと言うと、武蔵野大学通信教育部の人間論に十分対抗できるくらいにタチが悪く、よほど好きでもないとやってられません。
 よく分からない説明を長いことしてから具体例を示してみたり、「10」を二進数なのか10進数なのかで混乱させる書き方をしていたり、図表をもっと詳しく書いてくれれば分かりそうなのにと思ったり、工夫すればもっと分かりやすくなるんじゃないかなーとも思ったり。
 ただ、少なくとも因数分解の知識を再学習しなければならない状態で、それが元で苦戦している部分があります。
 と言うわけで、よく分からないところがあったら中学高校の数学の教科書で出る様な知識を改めて調べたり、ノートに自分でメモをして自作の図表を描いて理解した方が良いでしょう。
 でもロボット製作と仏教の唯識思想の比較研究のために頑張るよ!


2010年3月13日
 本入学は4月からなのだが、仮入学と称して履修は受けられるようだ。
 ああ…周囲の評価はどうあれ、俺の初の大学院科目だ…おまけに念願のチューリングマシンについても学べる科目だ…。
 と、至福の境地に浸りつつ最初の20分ちょっとを視聴…じゃなくて、聴取。
 すごいね、「情報」について、仏教の唯識思想と通じる考え方が説明されていたよ。
2010年3月14日
 あ、教科書がないものだと思ったら、書留で届いた。
 よーし、阿含経の本を読み終わったらこちらを読むぞ!!!
2010年4月10日
 講義CDの第1巻と第2巻を学習センターから借りてきたぞ!
 ちなみに貸し出し期限は1週間で、返却が遅れると遅れた分だけ再貸し出しが出来なくなるペナルティ付きらしい…気をつけよう。
2010年4月11日
 教科書が少々分かりにくいが、とりあえず細かい事は後で確認するとして先に進むぞ。
 一枚目のCDは45分であった、無事に聴き終えたぞ。
2010年5月1日
 半分くらい読んだ所だ。
 チューリングマシンの説明だけはよく分かった、自分で半田付けして作ったりするからね。
 だがそれ以外の部分は殆ど分からないまま、「ふーん、そういう決め事があるんだねー、あとで調べよう」と言う調子で読んでいる。
 例えば現在読んでいる場所について言えば、因数分解なんて生活の上で役に立った事が一度としてないからねぇ…。
 というわけでまるで武蔵野大学通信教育部の人間論みたいな教科書だが、ちゃんと日本語として読める文章になっているだけマシである。
2010年5月16日
 よし、一通り読んだぞ…頭に入ったのかどうかは別にして、読んだには読んだぞ。
2010年5月22日
 6月8日までに添削課題を送らなければならないため、町田の飲み会に向かう途中、電車の中でずーっと「有限状態機械が判定できないものがある」と言う説明文とにらめっこしていたが、結局分からなかった…。
2010年5月23日
 よーし、こうなったら以前に読んだ事のあるダニエル・ヒリスの『思考する機械コンピュータ』を久々に開いてみるぞ!
 なるほどなるほど…結論として、この科目の教科書は間違いなく説明がものすごく下手糞である事が分かったと言えよう。
 具体的には、ダニエル・ヒリス(が書いた本の訳者?)は身近な例えを使って説明しているのだが、科目の教科書は謎の装置を使った例えを使って説明しているのだ。
 例えと言うのは、教える相手に対して身近な例えを示す必要があると言う事がよく分かったと言えよう。
2010年5月27日
 ぼちぼち回答をパソコンのメモ帳にまとめ始めてみる。
 うーん、末尾再帰だと…?
2010年5月28日
 どうしても例題がひとつ解けない。
 ぬええい!仏教パワーをなめるな!どんなに間違った答えでも答えを出してやる!
 ポクポクポクポクポクチーン!
 回答:「この設問の通りにする事は不可能」

 いやいやいや、上の答えは最後の手段にするとして、もう少し頑張ってみよう。
 ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクチーン!
 二つほど案が出た…やはり一見して邪道に見えないほうの案を採用しよう。
2010年5月29日
 合っているのか間違っているのかよく分からないが、ともかく答案が完成したぞ!
 何だか寝不足気味だが、あまりにも嬉しくて、閉店間際の郵便局へ急いで持っていってしまったぞ。
 送料は15円。
2010年6月30日
 レポート用紙にくっついていた「自習型課題」の回答が送られてきた。
 あとで課題と一緒にゆっくり見よう。
2010年7月10日
 お、レポートの添削が帰って来た!
 赤ペン先生を思い出すぜ…やはり散々悩んだ部分はダメだったらしい…が、あらかた理解できているようだ」と言う評価だった。
2010年7月12日
 金曜日に受験なわけだが、その受験票が届いた。
 今回はあまり自信がないけれど、次学期に追試が受けられるらしいので、出題傾向をよく覚えてこようと思う。
2010年7月16日
 今日が試験日だ!…と思ったら、一週間間違えていた…。
 しかも一週間後は夜勤なので受験できないじゃんか!!!
2010年8月21日
 試験結果の連絡が来た。
 試験できなかったので、評価は「未」と書かれている。
 次回は間違えないようにしないとね。
2011年1月のどこか
 再試験の受験票が来た。
2011年1月22日
 試験日だ。
 電車が混雑を理由に遅れやがって、試験に間に合わなくなってしまった…と見せかけて、タクシーでなんとか遅刻が許される時間ギリギリまでに到着。
 こんなんかな〜?
2011年2月18日
 おお、ランクC(60〜69点)のギリギリで合格であった!
 タクシー代払って試験場に向かって正解だった!!!


教科書と内容が同じと思われる本

 河合慧・萩谷昌己 2009 基礎情報科学 放送大学教育振興会

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