人間論

 「人間とはいかなるものなのか」っちゅう事を問う学問らしいです、はい。
 て言うかこういうのを哲学と言うみたいです、多分…哲学者がたくさん出てきますから…でも良く分かりません、はい。
 それよりかこの、初めてこういう学問に触れる他人に読ますことを一切考えていない文章を書く、この教科書の著者の人間性について論じたいところでありますが、そこは今ひとつの辛抱であります。
 しかし「よくまとめられている」あるいは「大変分かりやすい」と言う意見もあり、少ない文面に情報を詰め込みすぎた成れの果てがこれなのかもしれません。
 そして後から得た情報によると、外国語の文章を翻訳したせいで文章がおかしくなっているらしいという話があります。
 例えば、英文をエキサイト翻訳にかけると変な文章が出てきたりすることがありますし、後に履修した環境心理学の項目において訳文の教科書を読むのに苦労している通り、仮に人の力で翻訳したとしても読みづらい文章が出てきたりして、翻訳は大変なようなのです。
 いずれにしても、どれくらいの人員と労力を割いたのかは知らないけれど、この教科書を既に解読している教員群は崇敬の念に値します。
 と言うか、きっと絶対精神磨り減らしていると信じています、合掌。
 …って思うけれど、やっぱり実際にある程度高い教育を受けるとちゃんと読めるのかな?なのかな?

 そして、そうでない人には困った事に必修科目です、はい。

この科目の特徴

 とにかく人に読んでもらう気があるのかというくらい言っている事がさっぱりな書物です。
 この本の文章の校正・編集者に対しても合掌であります。
 つまりこの科目、科目の大義名分はともかく、この著者達の(あるいは摩訶不思議な文章の)、一般人には不可思議に凝り固まったようにしか見えないアタマ(と珍妙な文章)との闘いでもあります。

攻略のポイント

 ただでさえ哲学が分かりにくい学問だと言うのに、文章が何か変で普通に素直に文章を書こうという気がなく(例:P37「神の愛は人間に対する神の恵みの行動ににほかならず」)、さらに意味不明なことを口走り(例:P28「第二の誕生を経験する」)余計に意味が分かりにくくなっています。
 つまり、「教科書が何だかよく分からない事を喋っているけれど、何が言いたいのかを参考文献を読んで理解して、その上で俺に教えて」と学校側が求めているものだと思って、さっさと図書館にでも行って調べたほうが早いです。
 文章の要約ができたあなたは偉い。目標達成まであと少し。
 あと、科目担当者にはキーワードを重視する先生がいるはずです。
 それから、この科目をクリアした人は哲学者とかにアレルギーを持つようになり、この教科の事を聞かれること自体がトラウマになっている場合があるため、自己犠牲の精神を見せて、人の助けを求めるのはできる限り止めましょう。
 特に俺とか


2005年4月5日
 必修科目のひとつであり、「西欧哲学に触れる」って書いてあるからには自分が宗教に入っていたころに叩き込まれた分野である「聖書」が登場すると思われるということで、これから始めるのが楽だろうと推測し教科書を入手次第開いてみる。
 ぜんぜん言いたいことが分からない

2005年4月6日
 大学のサーバーに「スタディガイド」なる文書があり、教科書を解読してヒントを出してくれていることに気付く。
 ネットに流すと処分の対象になるわけだ。教科書を一から読み直し、スタディガイドと見比べつつ読み進め、なるほど、教科書のこの部分はこういうことが言いたかったのか…と、少し前進。

2005年4月7日
 ダメ、仕事疲れで眠い、寝る。

2005年4月8日
 とりあえず最初の章の古代のあっち方面の人間の考え方…分かったような分からないような…。

2005年4月9日
 よく分からないけれど、とりあえず次へ進もうか。
 次の章は聖書だ!
 以前宗教にいて散々頭に叩き込まれた分野だからこれならばある程度は対抗できるかも…

2005年4月10日
 レポート作成開始、結局、分かったような分からんような…

2005年4月11日
 あと、レポートの文字数を勘定する必要があったので、そのプログラムをVBで作成した。
 15日の履修開始に提出することに向けて待機だ。

2005年4月15日
 履修開始とともに、文章量少なすぎであることが判明。
 嗚呼、簡潔にまとめちまったのに…。
 しょうがない、こんなので良いのか不安だったし、レポートはゆっくり考え直すとしよう。

2005年4月25日
 一枚目、提出しま〜す。

2005年4月29日
 未だ添削中です。某宗教団体の文書を参考文献にしたりとかな内容のため、どんな返答が帰ってくるか心配…。

2005年5月20日
 …?…うーん…ともかくかなり良い点数でレポート軍団一人目打倒。
 単位認定試験がWEBテストなものだから教科書の用語を復習しておかないと。

2005年5月22日
 文京勉強会後のランチの向かう行きと帰り、電車に揺られつつ教科書を読む。
 相変わらず何が言いたいのかさっぱりだ。
 心理測定法の後半部分ばりの分かりづらさ。

2005年6月2日
 ♪コギコギコギ コ〜ギコギコギコギコギト〜(エルゴスム)んな事ばっかりのたまう暇など私にゃございません。
 て言うか結局(念のため検閲削除)って何さ!?
 明日図書館に行って参考文献を探してくるか…。

2005年6月3日
 図書館で参考文献を借りてきましたがまだ読んでません。

2005年6月4日
 某哲学者の本だけ読みました。
 某哲学者のことだけは分かりました。
 それ以外のことがさっぱり分かりません。

2005年6月9日
 何だかえらい眠気だか倦怠感に襲われてますが負けずに参考文献を。
 本屋でスタディガイドに書いてあった参考文献を手に入れたので、そっちを先に読んでみます。
 カフェイン入りの飲み物片手に。

2005年6月10日
 「 ソフィーの世界 」と言う本を読んでいます。
 仕事の日なのに…仕事帰りに…。
 この本、やさしい哲学の本になっていて、哲学が「見える、私にも見えるぞ!」と言うわけで、ようやく教科書の言いたいことがある程度分かるようになりました、そのはずです。
 …でも、長い…。

2005年6月11日
 またひとかたまりとちょっとを読む。

2005年6月12日
 キリのいいところまで読む。

2005年6月13日
 「ソフィーの世界」上巻、読破!
下巻
 へ…長ぇよぉぉ

2005年6月14日
 本当なら「(念のため検閲削除)」で一度止める予定だったのだが、暇さえあればソフィーの世界を読む。
 やはり哲学者考えは頭に入りづらいよおおぉぉ。

2005年6月15日
 朝の四時前にようやく下巻読破!
 そして再び教科書を読み進め…作れるところだけでもレポートを書き始めてみる…うーん…。

2005年6月21日
 さる哲学者の本を大量に借りてきました。
 教科書の謎は果たして解けるのか…て言うか教科書って一体…。

2005年6月28日
 ついに人間論の二番目のレポートに挑戦です…どんなんなるかな〜。

2005年7月2日
 単位認定試験に備え、レポートで使わなかった部分を読む。
 「美味しんぼ」の文字を発見!やっぱり美味しんぼって、あの漫画だよなぁ?

2005年7月3日
 使わなかった部分の読破完了…したけど…したけど…まぁ、言うこたぁ同じ。

2005年7月11日
 およ!
 レポートの添削がもう帰ってきている!
 一部に問題点が指摘されていたが(と、いうか、教科書に載っていなかったような気がする)、何はともあれ合格、良かった〜

2005年8月1日
 いい加減次へ進む。
 感想は同じ。

2005年8月2日
 電車に揺られつつ一通り範囲を読む。
 感想は同じ(涙)。

2005年8月3日
 無理やりにでもとりあえず作成してみる。
 ちょっと進展。

2005年8月7日
 スクーリングついでに何度も読むも理解できず。

2005年8月8日
 スクーリングついでに何度も読むも理解できず。
 アレルギーできてるのかな?

2005年8月14日
 スクーリングついでに何度も読むも理解できず。
 とりあえず混んでいる電車の席を座れたのがせめてもの救いか?

2005年8月16日
 とりあえず自分なりの要約をメモ帳に書いてみる。
 うーん…

2005年8月19日
 とりあえず自分なりの要約をメモ帳に書いてみる。

2005年8月25日
 とりあえず自分なりの要約をメモ帳に書いてみる。

2005年8月26日
 三番目のレポートに挑戦。
 今度こそダメか…?

2005年9月5日
 おおおおぉぉぉ〜合格!
 指摘点に注意して、最後のレポートに挑まねば…

2005年9月6日
 ばっと次の問題になる部分を見てみる…分かんねぇ

2005年9月7日
 引き続きばっと次の問題になる部分を見てみる…分かんねぇ
 本当、ここまで分からなく書くのも才能だと思う…。

2005年9月17日
 電車の中で…。

2005年9月18日
 テキストを要約し、書き込んでいく…どうなるやら。

2005年9月19日
 とりあえずレポートが完成したので…最後のレポートに挑戦…どうなるやら。

2005年9月29日
 添削が戻ってこなかった。
 十日とかで戻ってきていたから期待していたのに。
 まぁ、気長に待つか。

2005年10月8日
 添削が帰ってきた…合格!ラスボスの単位認定試験は慎重に歩を進めねば。
 とか思いつつまともな復習もせずに挑戦、やったー!ギリッギリで合格だー!
 これで一年次の必修科目は全て制圧♪…ふははは、はははははははははは!


教科書と内容が同じと思われる本

人間学―その歴史と射程

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