環境心理学

 周囲の環境が人間の行動にどう影響を与えるかを考える学問のようです。

この科目の特徴

 単位の認定の仕方が心理学実験実習の初級と似ています。
 それだけ面倒臭そうってことです。
 でも高得点を狙わなければ結構何とかなるかもしれません。
 しかもレポート返却が非常に早いと言う噂…もあります。
 確かに、噂に聞いたほどではないですが早い部類です。
 ただし教科書を読むのが結構辛い…。

攻略のポイント

 訳文たっぷりの分厚い本が教科書です。
 まさにデカルチャーです。
 訳文ゆえの分かりにくい部分が満載で(当然エキサイト翻訳よりは相当にマシだけれど)、これを見るとエホバの証人の翻訳能力が異常なことを思い知らされると言う、学校とは別の関係ないことを考えちゃったりしますが、先代の教科書と比べた場合、少なくともわざわざこのような本を教科書に用いたくなるほどの多くの事が書かれていることは間違いなさそうです。
 翻訳者もその点は重々承知のようで、時々訳注や、文章のまとめを入れていたりします。
 と言うわけで、教科書の言っていることが分からなくてレポート作成に悩んだら、さっさと図書館に行って、もうちょっと分かりやすい説明のある本を探しに行くのが吉かもしれません。
 少なくとも人間論みたいに、参考に借りた文献も意味不明なことをいっているとか、そういう事はないはずだから…。


2008年7月30日
 ついにこの日が来た…。
 面倒臭そうだよ〜この科目〜後回しにしようよ〜などと考えて、ずっと後回しにしようと考えていたこの科目、どうもレポート返却が早いと言う話があって、さっさと単位が取れそうということで教科書をヒィヒィ言いながら読み続けてきたのだ…。
 よーし、データ取りだ!
 が、失敗…。

2008年7月31日
 昨日の失敗を踏まえて改めてデータ取り。
 よしよし、うまくいった!
 あと、会社の同僚に頼んでもう少しレポートのネタを充実させる。

2008年8月2日
 レポート作成開始。
 久しぶりにスキャナを動かす。
 結構スキャナ関連でトラブルがあったが、そこを何とかするのがこの俺の腕の見せ所。
 て言うかなんで動かないんだよこの馬鹿スキャナアアアアアあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!

2008年8月3日
 職工究極必殺最終奥義「困った時の電源切り」により、ついにスキャナの息の根を止める事に成功した!
 …じゃなかった、スキャナが動き出した。
 日付が変わった頃にようやくスキャナが動き出したんだよ。
 そうして取り込んだ画像が…鉛筆の線が薄くてほとんど映らない…。
 だがその辺は俺の使いこなしている画像処理ソフト「MSPaint」の機能を駆使して何とかする。
 そして大体の文章を完成させていったん寝て、夕方に図書館から参考文献を一個借りてきた。
 やっぱり教科書の中身だけじゃ分かりにくかったし、文献リストを作っておきたかったからね。
 そして完成、さて、どれくらいで戻ってくるのかな?

2008年8月14日
 寝る前に、お知らせはまだ出ていないけれど返却されているのを確認した。
 9日かかったね、確かに決して遅い部類ではない。
 …で、67点か…でも添削文はそれほどきつい言い方はしていないので、採点基準そのものが厳しいのかもしれないと思った。

2008年10月12日
 久しぶりにレポート作成をしている俺。
 消化試合とはいえ、履修放棄したら成績に響いてくるから、いつかに60点主義を掲げたとは言ってもちょっとは後先を考えないと。
 …で、今回は電車に関する情報を図書館で探す。
 うーん、電車に関する話は数字の上での性能とか、本当に目新しく見える追加装備ばかりが記載されていて、俺が欲しい情報が全然無い…。
 とりあえず、中央線が新しい車両になった年が分かる本を借りてみる。

2008年10月13日
 何とか書けたよ…結局、文献からはあまり思うような情報が入らなかったが、その辺についてはレポートに触れてみた。
 あと、俺の究極超最新神腕スケッチをレポートと一緒に送ってやったぜ。
 よく会社の先輩には「絵心ねぇな〜」と言われている俺だが、あれは世を忍ぶ仮の腕、本当の俺の絵を喰らえ!
 …いやね、やっぱり形から入る俺だから…。

2008年10月23日
 お!寝る前に調べたら返却されていた!
 63点。
 何だかシケた点数だが、あんまりレポートに自信がなかったから、よしとするか。

2008年11月6日
 ちょっとづつ読んでます。
 ようやく、残り100ページ以上あるけれど確実に半分は超えた…。
 なんたって、あと一個合格すれば単位認定決定だもんね、頑張らなきゃ。
 今日は都合で通勤時に歩きながら読んでいたりするのだが、出勤時はいいのだが日の暮れる帰宅時は街頭を通り過ぎる一瞬しか文字が見えない。
 帰って来てからもキリのいいところまで読んだが、本当に訳文は辛い。
 文化の違いとかならばまだいいんだ、他の国の文化は尊重しなければならないよね。
 例えば、あの国ではコンビニによく強盗が入るらしくて、その理由を教科書から引用すると「小さめの駐車場とガソリンを販売しない」せいらしいのだが、あの国ならばきっと「小さめの駐車場があって、ガソリンが売っていないコンビニは強盗に遭いやすい」という文化なのだろうと合点が着く。
 だけど訳文が時々読みづらいのが辛い。
 例えば、窃盗で捕まった犯罪者に対して沢山の家の写真を見せて「盗みに入りやすそうな家」の評価をしてもらって、その時に分かったのは、家に柵や鍵があっても泥棒はあまり気にしない、と言う結果であった。
 その理由の説明をしてもらおうと犯罪者にインタビューをしたそうなのだが、教科書本文を引用すると、
「研究後のインタビューは、窃盗犯が物理的な障壁を乗り越えることのできる挑戦と見ており、ほとんどのフェンスや錠が重大な障壁とはみなされていない事を明らかにした」
 少なくとも俺は上記の文章を理解するのに普通の本を読むのの数倍の時間がかかるんだよ…こんなのが小さい文字で凄まじい量が書かれているのだ…。
 多分、人間論を平気で読める人ならばこの本も平気で読めるだろう。
 どうやら人間論の教科書も訳文が多いらしいので、あの科目もそれが問題の種になっているのかもしれない。

2008年11月9日
 あんまりいつまで経っても読み終わらないので、休日の本日は、引きこもって読むと時間が勿体無いと考えて、外を移動する理由を考えついては教科書を持ち出して、普段だったら絶対やらないであろうという非効率なルートを使ってその間に読みまくる。
 あああああああああああいつまで続くんだこの文章の羅列よおおおおおおおおおおおお!!!!!!
 …えー、この日の14時半頃、やっと、残すところ最後の一章になったか…ようやく本文が後40ページを切ったわけだ…まだ続くのか…。

2008年11月11日
 昨日、ようやく教科書を読み終わったのだが、教科書にあんまり大量に色々と話が書いてあると、かえって何を書けばいいのか分からん…。
 そう思ってしばらくどうしようか考えていたのだが、そういえばしばらく前に、学校のスクーリングで先代の環境心理学の教科書を買ったことを思い出した。
 今までのレポートで全然役に立たなかったのだが、もしかしたら今度こそ役に立つ内容があるかも…。
 あった!!!
 しかも丁寧にも、短くまとまって分かりやすい文章で書いてある!
 よし、これを参考に作って提出しよう。
 ちなみに先代の教科書と言うのは、「岩田紀 2006 快適環境の社会心理学 ナカニシヤ出版」だ!

2008年11月25日
 ついにレポートが帰って来た!
 結局、成績評価はあまり芳しくない事になりそうだが、それでも成績底上げには貢献したであろう。
 そしていずれにせよ単位認定はこれでできたも同然と言うわけだ。
 単位認定申請を提出だ!

2008年12月2日
 申請が受理された!
 総合評価69点、おしぃ…あと一点で70点だったのだが…。
 まぁ、それでも単位認定には違いない、お疲れだね〜♪


教科書と内容が同じと思われる本

 R.ギフォード 2007 環境心理学(上)−原理と実践− 北大路書房

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