心理療法

 心の病気の治療法の概論のようです。

この科目の特徴

 治療する人の心得とか、いろいろな事が書いてあります。

攻略のポイント

 この科目もスタディガイドと教科書の区切りが違うので注意でした。
 そつなくこなせば何とかなるのではないかと。
 あと、教育心理学の教科書が、手元にある本の中で役に立つと思いました。

2006年4月28日
 共生の原理の先生が主催の勉強会に向かうため、電車の行きや、待ち時間に教科書を読む。
 「心の治療をすれば人が幸せになるわけじゃないし、むしろ心の治療をしなかったお陰ですごい事ができる人もいる、だけど治療者は治療する事が仕事なのだから、仕事を頼まれたらその辺の私情を挟んじゃダメだよ」みたいな事が書いてあった。
 つまり、俺もひとまずは、妄想に導かれるままに色々やっていていいということかもしれない。

2006年4月30日
 お昼ごはんのラーメン屋でちょっと読む。
 帰りにお店の人が「勉強頑張ってね〜」って言ってくれた。
 日が暮れてロボット製作が一段落したところで最初のエクササイズの範囲まで読む。
 最近良く見るロジャースのおっちゃんの説明が載っていた、ほうほう、こんな人なのかぁ。
 で、最初のエクササイズに挑戦、90点だ。

2006年5月1日
 ロボット製作をひと段落して、教科書を読むぞ。  フロイト学派の自我心理学:
 医者からの指示で患者が自らの意思で頭の中身を探って、医者に報告する方法らしい。
 軍艦に異常があって、軍艦の設計者が外から乗組員に指示して情報を調べて持ってきてもらって、修理や調整をするようなものだろうか?
 おや、今回のエクササイズの範囲はここまでのようだ、だけど細かい用語を辞書で調べて練っていう指示を実行しようとして間違ってエクササイズを開始してしまって不合格だよ。
 最近こういった段取り間違いが多いなぁ。

2006年5月2日
 とりあえず先のエクササイズはさっさと攻略。
 フロイト学派の対象関係論:
 うーん、下ネタ用語で意味不明な事が書かれているぞ。
 下ネタ用語の連発のせいでフロイトは嫌われたそうだが、そんな事より文章が意味不明だぞ。
 ユング派:
 相当に自由度が高くてみんなが自己流を持っているようで、「これが本物!」と言えるものがないらしい。
 ちなみにそんな学派の元になったユングは、フロイトの考えを発展させたものらしい。
 よし、三番目のエクササイズも合格だ。
 さらに次は主な療法のせつめいだ。
 行動療法:
 昔流行った「行動主義」による心理学の研究の成果を応用した療法のようだ。
 最近は行動主義はもう限界が来た、とか言われているようだが、思う存分役には立っているのだな。
 神経症とか、行動に現れる精神異常の治療を「慣れさせる」「覚えさせる」と言った方法で行動を変えさせて治療する方法のようだ。
 認知療法:
 ものの考え方を修正させて治療する方法で、もともとは鬱病の治療のために開発されたそうな。
 アレだ、臨床心理学ででていたベックの改定学習性無力感理論とか、抑うつスキーマとかの説明が役に立つぞ、その辺の修正をして治療するらしい。
 支持的精神療法:
 ロジャースの考えた非指示的精神療法のように、ただ患者から話を聞きまくるだけではなく、それに対して共感して励まし(「支持」であって「指示」ではないところに注意、指示をするときも相手をできるだけ批判せず、遠まわしに言ったりする)等をしてやる方法のようだ。
 患者が治療者にべったりくっつきすぎないように注意する必要があるとの事だ。
 あと、フロイトから始まる療法と違って、「転移(患者の脳内の考えが自分にコピーされる感じで、ついでに説明しておくと、患者の考えや行動を知った時にそれにムカついたり悲しんだりと言った風に発生する感情を逆転移と言うらしい)」はできるだけ避けなければならないようだ。
 根本的な原因を潰す事は難しく、治療者の技量で威力がどうにでも変わってくる療法のようだけれど、広く使われていて需要も高い療法のようだ。
 と言うわけで、今までの話を復習して、単位認定試験に突入、合格!

教科書と内容が同じと思われる本

  氏原寛・成田善弘(編) 2007 『カウンセリングと心理療法−心理治療−』 培風館

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