学院歌をMidi化しよう

 学院歌。
 早い話が、学校の校歌だ。
 組織のための歌なわけだ。
 ちなみに俺の小学校は「♪光り輝け校長の頭〜」と言う替え歌がはやったが、どういうわけか髪がふさふさの校長ばかりだった記憶がある。
 さらに俺は高校の時に企業内高校だったので、社歌がそのまま校歌だったりする。
 だが当時エホバの証人に入っていた俺は、国家や社歌を歌うとエホバ神に殺されると思っていたので、できるだけ歌わないようにしていた。
 正しい事をするためならば手段を選ばなかった俺を嫌っていた者が同級生に結構いて、「馬鹿じゃねーの」などと言っていたが、俺のほうとしては「どうせあいつらはハルマゲドンで死ぬんだ、それに引き換え俺は永遠に生きてあいつらよりもずっといい思いをしてやるんだウヒョヒョヒョ」と、平然としていたものだ。
 あれから何年もたった。
 マインドコントロールを解かれた俺は、あいつらと再開できた時に昔のわだかまりを何とかできれば今度こそ仲良くやっていけそうな気がする…。
 そんなことはどうでもいいんだ。
 それはそうと、弟が24の誕生日を迎えたので、たまにはプレゼントでも考えようと思って、あいつの通っていた幼稚園のMidiでも作って郷愁に浸らせてやろうかと企んでいたのだが、面倒臭いのでためらっているうちにうちの学校のMidi化をリクエストしてもらったので、それを作成する作業に着手したのだ。
 と言うのも、通信制の武蔵野大学の生徒は入学してから一度としてまともに学院歌を聴いていない。
 たまには例外もいるだろうが、少なくとも俺は全く聴いていない。
 だからこの機会に、通信制の生徒にも武蔵の大学の歌を覚えさせてやろうと言う魂胆なのだ!
 一応、楽譜はある…この学校の宗教と音楽の教科書の中だ。
 えーと、楽譜の読み方は高校の時の吹奏楽部と、宗教と音楽で習った分がほとんどだ…。
 Midiを作るソフトは持っている。
 …で、作っていくのだが…楽譜を読みながら作るのは初めてだったりする。
 さて、ここで学院歌の一番をご紹介しよう。

 春武蔵野の若みどり
 雨にうるおい風に堪え
 秋は錦の色ふかく
 千草八千草咲きそわん

 うーむ、若々しい植物の成長を歌っているね。
 …で、まず試作がこれ。
 学院歌失敗作
 まるで魔界植物が生えてきそうだよ。
 まさかこんなはずはないだろう…しかし「ヘ音記号」の指示通りに楽譜を入れるとこうなるし…と、レポート作成時に参考文献で買った「音楽通論」等も引っ張り出して、スクーリング中間の休みの夜に悩む俺。
 ふと、楽譜を見ていたら、よく見たら、端っこのほうに「ト音記号」がある…しかも「ヘ音記号」だと思っていたのはよく見たら全然違う記号ぢゃん!
 というわけで、入浴も挟み、ついに堂々完成!
 学院歌Midi完成作
 いや〜できたね〜やればできるものだね〜。
 次の科目も、いわゆるひとつのエンジョイ&エキサイティングな事があるだろうか?
 さて、そろそろ寝る時間だね…明日も頑張ろう。

 懲りずに昨日、失敗作の再利用として究極超大改造を施し、魔界植物などと言う空想の産物ではなく、異国情緒溢れる音楽が完成したので、最初は「壺からコブラスペシャル」とか言う名前を考えていたが、仏教発祥の地であるインドに着目し、また今日のスクーリングでシヴァ神のお話が出ていたので、アレンジ名を以下に決定する!!!
 学院歌 スーパーシヴァアレンジ
 …うーん、すばらすぃ…。


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