学校の簡単な紹介
本当は武蔵野大学を卒業して大学院へ行きたいとも思ったのだが、そのためには学校側が納得する研究テーマを考えなきゃいけなかったり、宗教と科学が仲が悪い中で仏教ロボの話をしてもどうにもならないみたいなので、大学院が面倒を見てくれるようないいネタができるまで、通信大学めぐりでもしてみようかと考えている今日この頃だよ。
ていうか、もう大学院より仏教ロボの完成を目指す方が魅力的に見えてきた今日この頃の俺…。
閑話休題。
あちこちの大学を巡ってくるのだから、色々と情報を手に入れてこようと思っているんだけれど、ここで自分が特に感じた個人的な感想として、簡単な学校の特色を書いていこうかと考えているよ。
分かった事があったら追加してゆくよ。
最後に追加・更新した部分を赤い字で表示するよ。
入学前に考えておきたい全体的な注意点
通信制であっても必ず、ある程度は「動く人間の像を見る」授業を受ける必要がある。
ただしそれがスクーリングであるか動画であるかはどちらでもいいらしい。
あと、編入学の場合は、学校によってスクーリング単位の認定数が違う気がする。
仕事をしながら履修をする場合、特に課題や試験の実施時間に注意すること。
レポートや試験が一度に大量に押し寄せてくる方式をとっている学校は、精神的な負担が大きすぎるのでお勧めしない。
お勧めする方式と言うのは、たとえば履修期間中ならいつでも取り組める方式の武蔵野大学とか、あとは日本福祉大学みたいに、単位認定試験の日程はある程度決められているけれど、どの日程で試験を受けるかを自分で決められる方式をとっている学校だ。
無論、自分の仕事と問題なく付き合っていけるというのであれば、この限りではない。
大学を卒業したからと言ってすぐに昇格を期待しないこと
日本の人的資源管理の特徴として、ちょっとした功績や失敗ですぐに扱い方の変更を行うようなことはせず、年齢とともに徐々に、嫌でも偉くなってゆかねばならない年功序列制が多かれ少なかれ残っているという。
実際、自分も二度大学を卒業したけど待遇に変化は無い…もっとも、自分に自信はついたけどね。
なので、職探しを目的としない限り、その学費がどこから出て、誰のおかげで学校が運営されているのかをよく考えよう。
無理して卒業を目指して身体を壊したり、仕事仲間との人間関係をぶち壊すのは得策ではないと言う事をよく覚えておいたほうが良い。
単位認定試験の日程表示が分かりにくい場所にあることがあるので注意すること
何だかよく分からないけど、東京未来大学にしても、八洲学園大学にしても、…それから、日本福祉大学でも必死に文書とにらめっこしていたくらい、どういうわけか単位認定試験の日程が分かりにくい学校が多いような気がする…。
単位認定試験の日程は予め予定も決まっているはずなのに、すぐに分かる場所に説明が無く、間もなく試験が始まると言う頃になってようやく分かる場所にお知らせが出るものだから、「そういえば試験っていつからだったっけなー」と、やる気が起きずに気が付いたら試験時間を過ぎていたなんて事がある。
試験日が分かる場所は早めに探しておいたほうが良い。
武蔵野大学通信教育部(正科生)
学習システム名称:
WBT(だぶりゅびーてぃー)
教材:
・教科書(たとえスクーリングだけの科目でも、この学校では教科書を読むことが求められる)
・メディア授業(録画した授業)
・スタディガイド(どんな形で学習して欲しいか、また教科書の補足が記された文書)
・その他、先生が作った教材
履修登録期間:
・年1回
・スクーリング申し込みについては履修登録後、改めて行う必要がある
学習方法:
・テスト(教科書とスタディガイドを読んだ後に「エクササイズ」と言う小テストを複数受け、単位認定試験を行う)
・レポート(教科書とスタディガイドを読んだ後に課題のレポートを書き、単位認定試験または単位認定申請を行う)
・スクーリング(学校で授業を受け、その期間のうちに単位認定試験を受け、スクーリング単位として認定してもらう)
・メディア授業(録画した授業を視聴して単位認定レポートを書き、一定期間後に単位認定がされる)
・レポート科目は一回に限り、次年度への履修の成果を持ち越し可能(以前に合格をもらった次からスタート可能)。
単位認定方法:
・単位認定試験(受験資格を得るといつでも受験可能)
・単位認定申請による、それまでの学習の平均点
・スクーリングの終わりの単位認定試験(大抵は作文だけだが、例外もあり)
・単位認定レポートを提出し、一定期間後に採点され単位認定
その他:
・エクササイズは一度クリアするとその年度には二度とチャレンジできない
・単位認定試験は一定の基準をクリアすればいつでも行える
・誤解の無いように補足しておくと、単位認定試験どころかレポート提出やエクササイズもいつでも行える(要は合格すると二度と挑戦できなくなる)
・単位認定試験は採点ボタンを押すとすぐに点数と単位取得の可否が一瞬で出る
・故にテスト科目は理論上、一日で単位を取得可能
・レポートの返却は基本的に20日程度だが、科目によりきっちり守るところと、もっと早く帰ってくるところ、変動が激しいところと、差が結構ある。
・単位認定申請の受理はちょっとかかる(期限内に申請をすれば確実に単位が手に入るのでそんなに気にする事はないのだが)
・卒業研究は狭き門
・科目担当者への質問は、回数が限られている上に他人には非公開
・このサイトの掲示板で教えてもらったところによると現在は違うらしいが、管理人が学生をやっていた時は学生証にクレジット機能がついていた。
・その学生証のクレジット機能は在学期間しか有効にならない特殊なカードなので、レンタルサーバーなど定期的な引き落としが発生するサービスを学生証経由で使う時はその辺に注意。
・科目の難易度と単位数があまり比例しない(2単位科目なのに面倒臭かったり、逆に4単位科目なのに結構楽にクリアできたりする事が多々ある)
・例えば、特に学院長が担当する科目は教科書が小難しくなる傾向があるので、教科書を睨んで悩むよりはさっさと図書館あたりで分かりやすい本を探して「翻訳」した方が楽。
日本福祉大学通信教育部(正科生)
学習システム名称:
nfu.jp(エヌエフユードットジェーピー)
教材:
・教科書(スクーリング科目とオンデマンド授業には存在しない)
・オンデマンド授業(録画した授業)
・学習の手引き
・講義資料(オンデマンド授業のスライドや文章を載せたPDFなど)
履修登録期間:
・年2回
・ただしスクーリング科目は定員が空いていれば随時登録可
学習方法:
・添削課題(教科書を読んだ後に小テストを複数受け、科目終了試験を行う)
・レポート(詳細不明)
・スクーリング(詳細不明)
・オンデマンド授業(録画した授業を視聴して科目終了試験を行う、またスクーリング扱いとなる)
単位認定方法:
・科目終了試験のテスト(受験可能な日は決まっているが、いつに受験するかを選択できる)
・その他不明だが、いくつか種類があるはず。
その他:
・必修科目は二科目、計二単位のみ
・ついでに福祉社会入門をやっておくと、「そもそも福祉って何よ?」と言う俺みたいな人間でも、きっと自分の興味を持てる分野が見つかるはず
・学校のシステムの主な説明は「スタートアップセッション」と言う科目に収められているが、それとは別の「福祉社会入門」にもオンデマンド授業の大事な情報が入っているので見ておくと得
・添削課題は何度でもチャレンジできる
・本学の目玉である介護福祉士や精神保健福祉士の取得のための実習は、一ヶ月ぐらい仕事を休める人じゃないと無理っぽい
・でも必修科目が二単位なので、自分な好きな科目を選んで楽しむのが良いのではないかと
・手っ取り早く大学の卒業資格が欲しかったら、この学校が一番おすすめなのではないかと俺は思う
・科目の面倒臭さと単位数がかなり比例する(例:4単位科目は2単位科目に比べ格段に面倒臭い)
・単位を認定する科目終了試験は所定の期日の範囲に申し込みをして所定の期日にWeb試験を実施して、更に採点に日数がかかるシステム
・科目担当者への質問は同じ科目を履修登録した人たちに公開される
・卒業研究は無いが、「論文作成指導」と言う、似たような科目があり、狭き門である辺りも似ている
・学生は学習システムとは別にソーシャルネットワーキングサービスである「Fuxi(フクシィ)」へのログインが出来る(ちゃんと商標登録はしてある)。
・Fuxiの基本的なシステムはミクシィに準じるが、ただし登録するお友達は「マイフク」ではなく「マイフレ」と呼ぶのが一般的な模様。
東京未来大学通信教育過程(科目等履修生)
学習システム名称:
CoLS(コルズ)
教材:
・教科書
・学習の手引き
履修登録期間:
・年2回
学習方法:
・中間試験(単位認定試験を受けるために必須)
・単位認定試験
・試験はテスト方式とレポート方式の二種類がある
・レポート課題も試験期間にしか出題されないので、その点では武蔵野大学通信教育部よりちょっと大変
単位認定方法:
・中間試験と単位認定試験の総合評価(学期が四つに分かれているので、計八回の試験期間がある)
その他:
・中間試験が不合格だと、その時点で単位を落としてしまう
・教科書が家に届くと学費とは別に教科書代を請求されるので金欠の際には要注意
・科目等履修生は、同じ科目を履修登録した学生としかやり取りできず寂しい
・科目担当者とのやり取りは、個人宛のメールではなく、専用の掲示板に書いた場合は公開される
・やり残した科目を潔く諦めさせることで勉強をしやすくする4ターム(学期)制
・すなわち、何かに急かされないと進めない人は履修が進むが、自分のペースで履修できないと辛い俺みたいなのにはちょっと大変なシステム
・あの〜、中間テストで不合格だと先へ進めないようですが、追試は出来ないのでしょうか?
・学生は、略すと東大生だね(常識の範囲内でふざけましょう)!!!
・入学に当たっては保証人の署名や住所などが必要。
放送大学大学院(修士科目生)
学習システム名称:
・「わかば」と言うらしいが調査中(正式に入学してから未だにログインしてない…)。
教材:
・テレビ番組
・ラジオ番組
・ビデオ
・CD
・教科書
学習方法:
・「教科書をよく理解すれば分かる」はずの出題を解いて、レポートを指定期間に郵送で一回提出して、その評価で単位認定試験を受けに行ける。
単位認定方法:
・学習センターでの筆記試験(一回に限り、次学期への持ち越し可能)
その他:
・テレビやラジオを聴けなくても、学習センターでCDやビデオを借りれるので、学習センターに行く余裕とそれを視聴する余裕があれば仕事をしながらでも履修は出来そう。
・修士科目生になったのだが、インターネット出願をして、スキャナーで取り込んだ顔写真を送ったら合格通知書と振込用紙が来ちゃったぞ!
・というわけで、大学院レベルの勉強がどんなものかを確認するには手っ取り早くて良いかも知れない。
・CDを借りる時は一度に二枚、貸し出し期間は一週間、そして返却期限をオーバーすると、オーバーした日数分借りる事が出来ないペナルティ付き
・余談だが、学習センターは大学等の学校の建造物を間借りしていたりするようだ。
八洲学園大学通信教育部
学習システム名称:
eLY(エリー)
教材:
・教科書
・再配信授業(録画した授業)
・その他、先生が作った教材
履修登録期間:
・年2回
学習方法:
・レポート(支援センターのブログに「学生生活ではレポート提出は避けて通れません」とか断言して書いてある…。)
・ライブによる授業(ビデオチャットみたいな感じ)
・スクーリング(上記のライブの授業中に出席しに行けるらしい)
・再配信授業(スクーリングを録画した授業と、そのときに出席した人の書き込み履歴が出る)
・単位認定試験(年二回に集中)
・宿題提出
・試験はテスト方式で間に合わなかった場合、申請により代替レポート方式が可能(猶予は一週間程度)…つうか、もう一回テストを実施してくれたほうが公平で良いと思うのだが…。
・レポート課題はシラバスに書いてあることが多い。
単位認定方法:
・レポートと単位認定試験の総合評価
・宿題提出(郵送またはpdfにしてメール送信も可能だそうだ)
その他:
・専攻名にある「人間開発教育」って、別に仕事をする人間の人材開発も含みますが、どちらかといえば社会教育(図書館とか博物館とか)に近い分野です。
・日本社会復帰大学と連携しているらしい…確かに学習内容は濃いようで、ヒマだったり、職を探している人に対する学習効果は大きいかも知れない。
その社会復帰大学にあるこの学校の説明文に「時間的・空間的制約を排除した」と書いてあるけれど、少なくとも時間的制約は今まで履修してきたどの大学よりも悪い。
・というわけで、手に職を身につけたい人には向いているかもしれないけれど、仕事との両立はかなり厳しい部類に入ると思う。
・ブラウザについては、自分の持っているファイヤーフォックスでは正しく動かない…素直にウインドウズ付属のインターネットエクスプローラーを用意して使おう。
・仮に単位を落とした場合、次回に再び履修するときは学費も改めて払わなければならない(つまり単位を取れなかった分のお金はドブに捨てたことになる)
・嫌でもレポートです、文字を書けない人はその時点で死亡。
・履修登録したら、シラバスに課題が書いてあったらさっさとレポート作成しないと間に合いません、レポート受付開始時点で始めたら大部分が死亡。
・東京未来大学と同じく教科書が別売りだが、自分で好きなタイミングで購入できる…のだが、教科書について念のために書いておくと、「八洲学園大学テキスト販売」っていうサイトは、「八洲学園オリジナルの教科書だけを販売する所」と言う意味であって、この辺気をつけないと死にます。
・もうちょっと教科書について具体的に書くと、教科書はシラバスを読んで確認してから購入しましょう、それをせずに「八洲学園大学テキスト販売のサイトから、科目名を検索して購入していれば安心であろう」等と考えていると、いざレポートを書く段になって「それは以前使っていた教科書だからダメ」と言う話になって死亡します(ン千円の古教科書代と共に)。
・科目によっては教科書を購入する方式ではなくpdfでダウンロードする方式になっている、そんな科目だけ何とか単位が取れた現在。
・単位認定の試験は、特定の期日の特定の時間しか受験できない…代替レポートを提出させるよりも、試験時間に融通を利かせるようにして欲しいぜ…仕事の都合で受験できず、一週間程度で書かなきゃいけない代替レポートが大量に溜まったら俺でなくても死亡するぜ。
・以上、通信大学界のスペランカーと呼ぶにふさわしいものを備えていると言うのが僕の感想…。